「住宅の設計コンペⅠ」
　最近ネットコンペと呼ばれる住宅のコンペに参加しています。いくつものプロデュース会社があるのですが、私が主に参加しているのはウィークエンドホームズ社のものです。どうしても我々設計事務所は仕事的に待ちの体制になっています。仕事を頼んで頂ける方がいなければ宝の持ち腐れで、具体的な形にはなりません。尚且つ設計には時間が必要ですので、自分の生涯にどれだけの仕事が出来るのかと思うと悲しくなってきます。それこそ名前が世間に売れて黙っていても仕事が入ってくるようになればいいですけど、今の巨匠と呼ばれる安藤忠雄氏でも若いときは仕事が無くて街を歩きながら「自分ならここにこんな建物を建てるのに･･･」なんて思いながら毎日を過ごしていた頃もあったようです。ネットコンペは、我々からクライアントに対して自分の思いを発表できる場としては、ひとつの選択支であると思っています。ネットで自分のＰＬＡＮが発表される事に異議を唱える方もおられますが、それは考え方の相違だと思いますし、私自身としては、別にそれだけで自分のアイデアが尽きるものでもなく、考えれば考えるほどいいものが出来ると思っているので、次から次へと色々な思いを形に出来ればと思っています。
平成16年11月22日
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