「椅子談義Ⅶ-たためる椅子」
　日本の建築家である吉村順三デザインのその名の通り折りたためる椅子です。事務所には皮張りタイプが1脚とキャンパスタイプが2脚あります。皮張りタイプはやや座面が低く安楽椅子タイプであり、キャンパスタイプはやや巾が狭く座面が高くなっておりきちんと座れるような椅子になっています。座り心地は非常に良く、折り畳みの機構と共にもっと有名になって欲しい椅子の一つです。最近では建築家の中村好文氏（この椅子の共同製作者でもある）の住宅の写真に良く使われています。私も出来れば関わった住宅にはこの椅子をプレゼントしたいのですが、やや高価（普通の感覚では）な為、その座をニーチェアに譲っています。（決してニーチェアで不満に思っているわけではありません）
平成16年9月21日
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