「椅子談義T-Yチェア」
数回にわたって私が自宅や事務所で所有している椅子達について語りたいと思います。特に名作椅子ともなれば、その歴史やデザインなどは様々な形で語られています。椅子を数百脚も所有しているコレクターと呼ばれる方もおられるくらいです。(自分の事務所の椅子の数を数えてみれば、26脚でした。)ここでは実際に使って感じた事を中心に語ってみたいと思います。
まず第1回目は自宅の食卓で私と家内が座っている「Yチェア」です。北欧家具の代表格であり非常に有名な椅子で、ハンスウェグナーのデザインです。デザインの特徴といえばなんと言ってもY字型の背中にあります。結婚当初まずこれが欲しいと思って2脚買い求めました。かれこれ15年ほど経っていますが、いまだにその存在感は失われていません。座面のペーパーコードは傷みが目立った為、張替えはしましたが、それ以外は全然ガタもきていません。一般的に外国の椅子は靴文化のせいからかして少し座面(シートハイと言います)が高い目になっています。我が家のYチェアは脚を数cm切断しました。ですから他のYチェアに座ると少し高く感じてしまいます。
恐らく一生私の食卓用椅子になると思います。
平成16年8月9日
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