「イタリア旅行記]〜ローマ(遺跡)」
ローマは遺跡の街といっても過言ではないでしょう。遺跡の定義は難しいかもしれませんが、私個人的には、遺跡とは「古くから残っている遺構であり、現在はその指名を追えている或いは使用不能に陥っているもの」であると思っています。コロッセオやフォロロマーノなど町の中心に遺跡が残されている事が、ローマという街の歴史の奥深さを感じさせてくれていると思います。大阪には遺跡と呼べるものが無いのではないでしょうか。難波宮などがありますが、見た目にはただの原っぱのようになっており、遺跡と認識できるようなものではありません。また南大阪には仁徳天皇稜等の古墳がありますが、これは内部には入れません。外から見るだけで、これも見た目には溜め池に浮かぶ小山のようなものです。人々が手に触れるようなもので、古いものと言ったら大阪城くらいでしょうか。歴史的にはさほど古いものではないので、遺跡とは呼べないんでしょうが、これくらいしか思い浮かびません。スクラップ&ビルドだけではなく、もっと街の歴史を残すようにしたいものと思います。
平成16年6月7日
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