「シックハウス対策4〜設計者・クライアント側の対応は?」
シックハウス(化学物質過敏症)の原因として建物側だけでなくクライアント(居住者)側の問題も多いとの報告書を先日読みました。例えば芳香剤や防虫剤、タバコ或いは建物完成後に持ちこまれる家具などから発生する色々な化学物質がシックハウス(化学物質過敏症)の原因となっている事も多い様です。設計者或いは工事関係者としても後から持ちこまれたもので、文句を言われてはたまりません。新築物件では、竣工時に室内環境のチェック(簡易測定)を行うようにするなど、我々も対応を心がけるようにしています。当然クライアント側としてもその原因物質に対して気を配る事が必要になってきます。特にそのような症状にある方(最近は花粉症の方も全然珍しくありませんが、これも一種の化学物質過敏症ですよね)は注意が必要でしょう。花粉症が最近特に多いのは、住環境も影響しているのでしょうか。我々が子供の頃には、花粉症なんていう言葉を聞いた事が無かったように思います。
平成15年9月29日
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