「家が欲しいU〜家のイメージ・夢〜」
動機を見直したらやっと自分達が求めている家が見えてきたと思います。ただそれは漠然としたものでまだ形もはっきりしません。でも夢は膨らんだはずです。こんな生活がしたい、こんな色や形がいい。それでいいんだと思います。そんな夢を我々建築家に語って欲しいと思います。クライアントの中にはなかなか自分のことをしゃべって頂けない方もいます。それはそれで仕方の無い事なんですが、それで本当に自分で満足されるんだろうかと思ってしまいます。綺麗にしゃべる必要もありませんし、こんなん、こんなんでいいんだと思います。色々考える事、そして色々な事を思い浮かべる事。それが出来るようになったら、極端に言えば家は出来たようなもんです。建築家はそれを具現化されるお手伝いをする立場です。ただその中に建築家の夢も含め、技術や思想も含まれます。しかしあくまで家はクライアントのものであり、建築家のものではありません。家を良くも悪くもするのもクライアントです。まず夢を膨らましましょう。
平成15年6月30日
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