「都市に住む」
最近建築家であった故宮脇檀氏の著作である「都市の快適住居学」PHP文庫を読み返しています。さすがに1996年改訂版だけあって古くなっている部分も多いが、そこに述べられている事は間違ってはいません。特に最近の都市回帰の傾向を見ると、先見の明ありというところです。自分も都市のはずれではありますが、都市の中で職住近接の生活を送っていると、その便利さを絶えず感じています。これが電車で30分でも郊外へ出ると(東京の場合には1時間になるのでしょうが)その行動範囲は非常に狭くなってしまうと思います。ちょっと行くという事が出来なくなると思うのです。最近設計依頼のある物件も以前のように郊外に土地を買って建てるというものばかりではなく、都心の競売物件を買ってというようなものも出てきました。皆さん都市に住みませんか?
平成15年4月7日
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