耐震

220119 表参道ヒルズ1

表参道に面して建つ建築家「安藤 忠雄」氏設計の「表参道ヒルズ」です。東京の有数のデベロッパーである「森ビル」が開発者となっています。この建物も表参道のケヤキ並木の高さを超えない様に高さを抑えた建物として設計されています。当然にデベロッパーとしては建物容積が多いほうが良いのに決まっているわけですが、この建物の裏側は住宅地や学校が建っていて、日影規制などで建てられない条件もあったようにも思います。(但し総合設計制度などを駆使すればもっと高い建物も建てられたとは思いますが、そこをぐっと堪えてこの高さに抑えたことに拍手です。)この建物も上層階には共同住宅が作られています。(もともとここには同潤会アパートという古い共同住宅が建っていた経緯もあります。)

都市居住という解は、これからの街作りの大きなキーワードになるのではないでしょうか。そのためには良心的なデベロッパーによる質の良い賃貸住宅(分譲住宅になってしまうと、どうしても区分所有の考え方が出てきてしまって、将来的な管理・運営が難しくなります。)が増えてきてくれることが必須と思います。大阪にもこのような建物が増えてきて欲しいものです。

建物高さを抑えた「表参道ヒルズ」

一覧へ戻る

一覧へ戻る

トップへ戻る