できごと

220425 「枚方 ネオライフ樟葉仮住居」のその後

枚方市内で、約5年程前に、新名神高速道路の工事に伴うあるマンションの建て替えに伴う仮住居の設計をさせて頂きました。仮住居と言っても、法的には新設と全く変わりはなく、大阪府より敷地を借り受け、給排水や緑地、駐車場などすべてのインフラが完備された立派なマンションです。但し解体を前提としていたので、木造で計画しました。今から思えば「サステナブル」な計画で、時代を先取りしていたのかもしれません。

先日近くまで行ったので、久しぶりに寄ってみると、建物は跡形もなく、周囲に整備した側溝がその痕跡を示しています。いろいろな意味で仮住居としての性能は十分満足していたので、本当に壊してしまわなくてはならなかったのか、災害やそれこそウクライナからの避難の方にでも使ってもらえたのではないかと考えてしまいます。物を作る立場の人間としては、作ること以上に壊す意味を十分に考えて欲しいと思います。

更地になった「枚方 ネオライフ樟葉仮住居」跡地

 

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