できごと
2019年03月01日
190301 雛人形
我が家の雛人形です。娘が生れた時に買った木目込みの人形です。
木目込み雛人形とは、木製の胴体に溝を彫り、そこに布地の端を埋め込んで衣裳を着せて作る雛人形のことを言います。溝に布地の端を埋め込むことを「木目込む(きめこむ)」ということから呼ばれるようになったそうです。
木目込み雛人形は、今から約300年前(江戸時代中期)、京都・上賀茂神社に仕えていた神官が、柳の木で作った人形が起源とされており、当初は、「加茂人形」として評判を呼び、これが江戸に伝わり、木目込み雛人形として人気を博すようになったものが現在まで伝わっています。
最近は皆マンション住まいで、このような季節の飾り物が出来る家も少なくなってしまいました。(かく言う私の娘の家も社宅で、この人形は飾れないと実家に置いていったものを飾っています)
出来れば少しでも季節のものを飾れるような余裕が持てればと思うのですが、狭い家の中には中々そのような場所を確保するのも難しいようです。(と言うよりそのような心の余裕が持てないのかもしれません)
でもこの人形が飾られると、家の中がぐっと華やかになり、春の気分になれます。日本人としてこのような風習は是非とも残していって欲しいと思います。
先日「日本人形協会」が雛人形を母から子にお下がりして使うのはNGとしているとの記事が出ていました。雛人形は母親の厄を引き受けているので、それを子どもに継がせるのはNGとのことだそうです。でも・・・良いものは代々引き継いだほうが良いのではないでしょうか?そんなことをしていたら伝統的なものは残らないのではないでしょうか。少しは判らなくはないのですが、論理的にちょっと無理があるような気がしますが、皆さん如何ですか?私は出来れば良いものは代々引き継げたらいいと思っています。だからこそ良いものを手に入れることに意味があると思っているのですが・・・。
雛人形
所長:津田 和男
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