できごと
2017年04月27日
170427 「震災復興に思うこと1」
先日、震災復興大臣が「震災が東北で良かった。首都圏であったら被害が甚大なものになっていた」旨の発言(失言)で実質上更迭となりました。担当大臣としての自覚の無さが垣間見える言葉でしたが、内容としてはある意味その通りであることは事実です。
阪神大震災が神戸という都会を壊滅させ、被害が甚大であったことが、その後の地震に対する国や民間の取り組みを加速させたことは違いの無い事実であると思います。
建築家は図面や現場、建物でその考えを表現する仕事ですが、言葉も大切です。いかにその建物のコンセプトを説明できるか、まだ建物が建つ前に、いかにクライアントを説得して、建物の計画を進めていくか、図面やCG、模型も当然有効な手段ですが、最後は言葉ではないでしょうか。
「大丈夫です。絶対いい建物が出来ます。」この言葉に勝るものは無いのかもしれません。でも「絶対」と言う言葉は非常に危険ですが・・・。(何事にも絶対は無い)政治家になるつもりは毛頭ありませんが、言葉の持つ意味を再度確認させる出来事でした。
熊本地震で被災した宇土市役所
所長:津田 和男
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