耐震
2020年02月03日
200203 CB塀調査
一昨年の大阪北部地震で高槻の女子生徒が無くなった事故以降、コンクリートブロック塀の危険性が、一般の方にも認知がなされるようになりました。
東大阪市においても、当時市役所の職員に市内の建築士が同行して、市内の小中学校の通学路のブロック塀の調査を行いました。
私が子供の頃は、塀と言えばコンクリートブロック塀で、今のようにアルミのフェンスなどはあまりありませんでした。当時は人件費も今ほど高くはなく、好きなだけ高く積むというのが、ある意味家の格みたいな感情があったのではないでしょうか。
今回市内の住民から隣地側に高く積まれたコンクリートブロック塀の危険性の調査の依頼がありました。高さや長さ、ひび割れの状況などの調査と共に、鉄筋の有無の調査も併せて行います。写真のように赤く点灯すれば、鉄筋があるという表示となります。基準通りに入っていればいいのですが、中々そうはいきません。結局あまり安全とは言えない結果となってしまいました。
ブロック塀は当然お隣同士の境界(厳密な意味での境界線とは違います)となっていることが多く、お隣同士の協力がないと中々手を付けるのが難しいという問題を抱えています。できるだけ穏便に改修が進めばいいのですが・・・。
CB塀調査
所長:津田 和男
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