建物
2022年12月12日
221212 「木の勉強会」2
鳥羽瀬会長曰く「日本の木が危機的状況にある」のだそうです。まず林業が衰退していること、そして山の木の監理が為されていないこと、後継者がいないことなど様々な要因があるようです。鳥羽瀬社寺建築が扱う伝統建築では、外材は一切扱わず、国産材のみで構成されているとの事です。その分国産材の良いものがあると、将来を見越して購入し、構内で寝かしておられます。いつ出番が来るかもわからないものを、先行して購入しないといけないこと自体が、林業の危機を表しているように思います。(最近は何でもネットですぐに届く時代ですが、伝統建築ではそうはいきません。長い年月を経て建てられていきます。
鳥羽瀬社寺建築に蓄えられている木(バーコードで管理されています)
所長:津田 和男
新着情報
アーカイブ
カテゴリ