家具・照明
2021年11月17日
211117 迎賓館赤坂離宮の和風別館「游心亭」の広間
金沢建築館の2階の常設展示場には、父親の「谷口 吉郎」氏が設計された迎賓館赤坂離宮の和風別館「游心亭(ゆうしんてい)」の広間と茶室が再現されています。施工は数寄屋建築で有名な水澤工務店が担当されています。(赤坂迎賓館の広間と茶室も水澤工務店が担当されています。)和風建築は、特に材料の良し悪しと大工の腕が注目されますが、この造作においても材料探しは非常に苦労されたようです。大工も一人前として独り立ちするまでは20年掛かるようで、そこからも伊勢神宮の遷宮や錦帯橋の架け替えが20年おきとされていることと合致するそうです。
最近の若い方は、西洋的な暮らしの要素である椅子やソファー、フローリングの生活に慣れ、和風の畳や縁側等の空間がどんどん少なくなっているように思います。日本人として「和」の空間・要素は是非とも残って欲しいですね。
迎賓館赤坂離宮の和風別館「游心亭(ゆうしんてい)」の広間
所長:津田 和男
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