家具・照明

211110 陰影礼賛

建築を学生時代に学んだ方は、ほぼすべての人が習うのが文豪「谷崎 潤一郎」氏が書いた「陰影礼賛」です。そこには日本的な美学の元となる「暗がり」と「翳り(かげり)」について書かれています。それは西洋的な「明暗」による美の表現ではなく、「うすぐらいかげ」の中に見るかすかな色の美しさを見極めようとする日本の美を追求するものとして説明されています。(私の認識が間違っていたらすいません。)

写真は津田の自宅の早朝の障子越しの光です。ほんのりと明るくなった光が障子を通して室内に入り込んできます。そして室内の家具を影として浮かび上がらせています。この時間帯の光の移り変わりがたまらなく好きです。

陰影礼賛

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