建物

211022 高松 直島 李禹煥美術館(Lee U-Fan museum)

瀬戸内海に浮かぶ小島直島にある「李禹煥美術館(Lee U-Fan museum)」です。設計者は直島にいくつもの美術館を設計されている「安藤 忠雄」氏です。「李禹煥」氏は韓国出身で日本を拠点に活動されている美術家です。「李」氏は、「もの派」の中心人物として活動されており、実践したのは、木や石といった自然素材と、紙や鉄材、ガラスなどの工業製品といった「もの」のあいだに自分の意思を介入させることで、素材同士の新たな関係性を提示するという試みだそうです(ちょっと良く判りません)。

「李」氏がイメージした建物は、洞窟のような美術館で、半開きの空が見え、胎内へ戻るような、お墓の中へ入っていくような空間だったようで、「安藤」氏はその展示空間を屋根を持たない三角形の広場で繋ぐというPLANで具現化させました。

その広場に「李」氏は18.5mの六角形のコンクリートの柱を立てました。「水平」に対しての「垂直」が緊張感を生んでいるとのことです。確かにそれは「安藤」氏のコンクリートを題材にした「李」氏の「意志」でもあり「石」でもあるようです。

高松 直島 李禹煥美術館(Lee U-Fan museum)

一覧へ戻る

一覧へ戻る

トップへ戻る