建物

201211 東大寺南大門

東大寺の参道の入り口に建つ南大門です。東大寺大仏殿と共に建設され、平安時代に台風で倒壊したものを、鎌倉時代に再建されたものです。大仏様と呼ばれる建築様式の建物として有名です。18本の太い柱を貫で貫通してくみ上げられています。釘は1本も使われていないそうです。この建物だけで、建築の歴史の本が1冊かけるくらい色々な要素が詰め込まれています。(建築を習い始めると、この建物の構成は必ず習います。でもいくら本で読んでも中々判りません。実物を見るのとでは大違いです。やはり本物の力はすごいと思います。)

またこれだけのものを建直すそのエネルギーも大したものです。現在ではスクラップ&ビルドであっても、前のものを同じように建直すことはほとんどありません。必ず違ったものを要求します。現代の様な建物の建て方で、果たして歴史が作られるのか?とも思ってしまいます。「良いものは長く残す」これは大切です。

東大寺南大門

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