建物
2019年08月27日
190827 地中埋設物
工事の着工前には、工事施工者が見積書を作り、その工事金額を設計者・建築主が承認をします。工事金額の同意無しに着工すると、必ずと言って良いほど工事金額の増減についてもめる事になります。
工事には通常完成期限が設定されており、その為にも工事側は少しでも早く着工したいところですが、たとえ着工が遅れても工事金額の合意をしておくことが、後々のトラブルの回避になります。
しかし工事が始まると、当時の想定外のことがたびたび起こります。まずは基礎工事の掘り方の際によく発生する、地中埋設物の有無です。
土地は目視ではその下の状態がわかりません。広範囲に掘ってみて始めてその全容が分かることがあります。
現在進めている工事においても、地中から以前の建物の基礎が出てきました。計画している建物の基礎と干渉してしまう為に、どうしても撤去しなければ前には進めません。その状況を確認し、どの範囲を撤去をするかどうかを決定することも設計者の一つの業務となります。(出来る限り追加費用を少なくすることが建築主にとって必要です)
地中埋設物
所長:津田 和男
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