建物

170607 「国立新美術館」

故黒川紀章氏設計の六本木にある国立新美術館の内部です。

ファサードはうねるような曲面のカーテンウォールですが、内部の展示室は機能的な矩形の構成になっています。恐らく展示室の矩形をそのまま建物に表現するのではなく、逆に曲面と対峙させることによってその隙間の空間に動きを出したかったのではないでしょうか。その隙間部分には写真のような円錐形のコンクリートの塊が2箇所作られています。それらはカフェやレストランとなっていて特別な空間であることは一目瞭然です。

非常に分りやすく動線もシンプルですが、空間的には非常に豊かだと感じます。黒川紀章氏設計の建物の中でも好きな建物です。

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