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2022年03月11日

220311　トヨタ 2000GT

2000GTは、トヨタ自動車とヤマハ発動機が共同開発し、トヨタブランドで発売された最初のスポーツカーです。DOHCエンジン、5段トランスミッション、4輪ディスクブレーキ、ラック・アンド・ピニオン式ステアリング、リトラクタブル・ヘッドライト等、現代の技術にも繋がる装備が1960年代中期において搭載されているというのは非常に驚きです。またその価格も当時としては非常に高額でした。今では高額な車も多々ありますが、まだまだモータリゼーションが始まったばかりの頃に、普通では買えないような車を作ることは、商売というよりは夢の実現と言ってよいと思います。現在の中古市場では、プレミアム価格が付き、1億円以上で取引されていると聞きます。超ロングノーズのフォルムは非常に美しく、憧れさえも感じさせてくれます。因みにこの2000GTは、「007は二度死ぬ」においてオープンタイプでボンドカーに採用されていますが、これはジェームズ・ボンド役の「ショーン・コネリー」氏が長身で、狭くて乗れなかったことからだそうです。

トヨタ 2000GT