家具・照明

190320 なぐり壁

象印食堂の壁の仕上げが「なぐり壁」になっていました。

丸太や板の表面に、道具の痕跡を残し、それを味わいとしてみなすこの技法は、昔から日本の大工技術のひとつですが、「和」を感じさせるデザイン要素としてここでは使われています。

「なぐり」の技法は本来下地処理として使われていましたが、かの「千利休」が茶室の意匠として用いたようです。以降の茶室や数奇屋建築で、「なぐり」による柱や板が意匠的に使われるようになったとのことです。

このなんともいえないリズミカルな凹凸が、素材の質を表現しています。「和」の食事の雰囲気と非常に合っていると感じました。

なぐり壁

 

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